危険な腰痛 レッドフラッグとは

レッドフラッグとはヨーロッパの腰痛ガイドラインの内容で
腰痛患者症状を聞き出し、深刻な病気を抱えていないかを判断する項目です。
深刻な病気とは 脊椎の癌、脊椎の感染症、解離性大動脈瘤、馬尾症候群など
これらの病気の症状の一つに腰痛が現れます。
要は下の項目に当てはまるような腰痛がある場合は内臓疾患を引き起こしている可能性があるという事です。
目次
レッドフラッグの項目こんな症状があったら危険な腰痛
- 発症年齢が20歳未満か55歳超
- 最近の激しい外傷歴(高所からの転落、交通事故など)
- 進行性の絶え間ない痛み(夜間痛、楽な姿勢がない、動作と無関係)
- 胸部痛
- 悪性腫瘍の病歴
- 長期間にわたる副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)の使用歴
- 非合法薬物の静脈注射、免疫抑制剤の使用、HIVポジティブ
- 全般的な体調不良
- 原因不明の体重減少
- 腰部の強い屈曲制限の持続
- 脊椎叩打痛
- 身体の変形
- 発熱
- 膀胱直腸障害とサドル麻痺
この中から一つでも当てはまればなるべく大きい病院を受診することをお勧めします。
それ以外にも気を付けて頂きたい腰痛
大腸癌やすい臓癌、子宮頸癌でも腰痛を引き起こすことがあります。
1.がんの既往歴がある方
2.原因不明の体重減少
3.痛みが4週間以上続く
4.安静にしても痛みがあり、発症から腰痛の痛みが増している
腰痛患者の全体の0.7%と可能性は大きくはありませんがいくつか当てはまる場合注意が必要です。
他に大動脈瘤も背中や腰に掛けて痛みを出す場合もあります
大動脈瘤の場合最初は症状などなく、大動脈瘤は徐々に大きくなり周囲の組織が圧迫されるようになるとそこで初めて腰痛が現れます。
主に胸や背中の痛み、腰痛、喘鳴、せきなどです。
また食道が大動脈瘤によって圧迫されると嚥下障害も出てきます。
大動脈瘤の原因のほとんどは動脈硬化と言われています。
その動脈硬化の原因は「運動不足」「高血圧」「コレステロールや中性脂肪」「糖尿病」「加齢」などです。
CTやエコーなどで検査ができ通常は早期に発見できれば血圧を下げる薬などで大動脈瘤をこれ以上大きくしないようにできます。
発見できずに最悪破裂してしまった場合。
最悪破裂した場合胸や背中などをバッドで殴られたような痛みが現れます。また痛みが上から下に降りていくような痛みが現れます。
腰痛の痛みが尋常じゃなくて病院に行ったけど原因不明。
どこに行ったらこの痛みが取れるのかわからない。
郡山にお住まいでどこに行っていいかわからない腰痛にお困りなら渡部鍼灸院へ
病院で原因がわからない。
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症で腰の手術をしても痛みがぶり返してきた。
そのような方でも鍼灸治療で症状が緩和・改善している人が多くいらっしゃいます。
ただし鍼灸でも対応できないケースもあります。
足に力が入らない。
最近体重が急激に減っている。
痛む期間が長く徐々に増している。
これらの場合は鍼灸では対応できない病気がある可能性があります。
医師の指示に従ってください。
上記の症状は無いけど原因不明の腰痛や坐骨神経痛のしびれに悩んでいる方は