なかなか治らない五十肩・四十肩

長引く肩の痛み、腕が上がらない 後ろの回らない 上がるけど痛いは五十肩・四十肩かもしれません。
五十肩・四十肩は詳しく区別されているわけではなく、四十代で肩が痛い、上がらないといった場合四十肩 五十代~の方の場合五十肩といわれる。
年齢的には30~60代で7,8割は女性に多い
原因は 老化による肩関節への負担、衝撃やいきなりの激しい運動、肩を上げた状態での作業など さまざま言われていますがはっきりとした原因が解明されていません。
五十肩の経過は急性期 慢性期 回復期と分けられそれぞれ時間をかけながら進行していきます。約1年や2年程度で改善されますが痛いときそのままにしてしまうと拘縮が残りやすい病気です。
急性期
炎症が起きたばかりで肩を動かすだけで痛みが生じ痛みが特に激しい時期です。
この期間は人によりさまざまですが1か月~半年程度です。痛みが激しい時期は安静が大事で運動療法などは避けた方がいい時期です。
肩に負担のかかる作業などは避けるべきです。
慢性期
急性期をへて痛みが急性期より落ち着いてくると慢性期へと移行します。
痛みがひと段落してきますが可動域の制限があり無理に動かすと痛いという状態です。この時期からは自分で肩を動かしたり温めることが大事です。とくに肩の体操は積極的に行う必要があります。 ホッカイロなどで温めたり、お風呂に入りながら動かすことで痛みの少ない状態で体操が行えるはずです。肩関節だけでなく肩甲骨や首なども回すことが大事です。この時期から積極的に体操を行うと可動の範囲が広げやすくなる、血流循環がよくなるので痛みも治まりやすくなるメリットがあります。動かさない期間はなるべく無い方がいんです
回復期
痛みがなくなって関節を動かしやすくなると回復期へとなります。
回復期は痛みは治まりますが関節の可動制限がある場合が多くここでも体操や運動が大切です。しかし痛みが治まってくるとそこで体操などをやめてしまう方が多く関節の癒着がとれない方も多いです。
五十肩は可動域の制限を起こす、痛みを起こす、など生活のレベルを下げる病気です。早めに対処することで痛む期間が減ったり拘縮が改善したりなどの効果があります。
熱感があったり急激に激痛が起きた場合などはまず医師の診察を受けることをお勧めします。 構造的な原因が見つからなかった場合や慢性的な痛みの場合は当院で治療することができます。