優しい鍼の鍼灸院

慢性的な膝の痛み 老化現象? 原因と3つの対処法

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
空鍼灸院の渡部です。得意な症状は腰痛、坐骨神経痛、股関節痛、頭痛、五十肩、首こりなど多くの痛みで悩む方々にご来院いただいております。
詳しいプロフィールはこちら

歩くたびに膝が痛い、正座ができない、階段が怖い

ビザ痛に悩む方は日本に125万人いるといわれており非常に多くの方が膝痛に悩まれているのです。

膝の痛みで病院へ行くと画像診断で半月板が傷ついてます。

軟骨がすり減っています。

と言われ痛み止めやシップを処方され痛みがいまいちすっきりしない・・・

という方が多いと思います。

痛みの原因は半月板? 軟骨?

半月板の損傷と言われた場合でもあきらめる必要はありません。
痛みがない膝痛がない方の膝を検査した研究でも膝関節の変形や半月板の損傷が見られたのです。 60歳以上では41%に断裂を示すと発表されました。
このことから必ずしも痛みの原因が半月板ではないと裏図けられるとおもいます。
また軟骨には血管や神経がありません。いくら膝関節の軟骨がすり減ろうと神経がありませんので痛みが伝わることはありません。

しかしレントゲンの画像を見せられながら
「ここがすり減ってるから痛いんです」「年のせいですかねー」
と言われるともっともらしく聞こえて半月板や軟骨が悪いんだ!
と思い込んでしまうのです。

本当の原因

膝の痛みもやはり筋、筋膜の痛みが膝痛を起こしていることが多いです。
整形外科医の加茂先生がおっしゃっている言葉ですが
膝痛は肩こりならぬ膝コリと言って説明するそうです。
加茂先生はトリガーポイント注射で有名でテレビにも多数出演している
先生です。本もたくさん出版していらっしゃるので痛みに悩む方は是非おすすめします。

若い頃の長時間の立ち仕事、長すぎる毎日の散歩また逆に運動不足も原因となってしまいます。
これらの行動が大腿部に硬結を作ってしまうのです。
一番多いのは太ももの前の筋肉、太ももの裏の筋肉
が負担がかかりやすく硬結が生まれやすい場所です。

最近CMでよくやっている健康食品

グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸のCMを頻繁にお昼時に
見ますがあれはあまり効果が無いとおもいます。

 

栄養成分が体に吸収されない

人間が食べたものは大きくタンパク質、脂肪、炭水化物に分けられ

胃や腸で栄養を吸収するためにはタンパク質、脂肪、炭水化物と吸収されるわけでは無く 炭水化物だったら ブドウ糖 乳糖 ガラクトース 等

に分けられ最小単位 まで分解された状態でないと吸収されないのです。

グルコサミン、ヒアルロン酸、コンドロイチン

口から摂取してもそのままでは吸収されずそれぞれ分解されてしまい違う成分となってしまうのです。

その栄養成分のまま膝に行くなんてことはないのです。

2012年のアメリカリウマチ学会でグルコサミンに膝関節症の発症を予防する効果はないと報告されています。

 

まとめ

サプリメントに頼っても改善はみられません。
現在慢性的な膝の痛みに悩んでいる方は
・正座をさける 床に座ることを避けイスに腰かけることをお勧めします。
・適度な運動・体操 筋肉が痛みの原因となっている場合が多いです。運動不足もコリの原           因となってしまいます。
・温める 膝も温めて冷やさないことをおススメします。膝の温め方ですが膝のお皿から      5CMほど上がったところに貼るホッカイロをはると膝を支えている筋肉を温める     ことができます。その裏側も温めるとより温まりやすくなります。
     ただし低温火傷には注意が必要です。
膝痛も膝コリと考えると対策法がわかってきます。

この記事を書いている人 - WRITER -
空鍼灸院の渡部です。得意な症状は腰痛、坐骨神経痛、股関節痛、頭痛、五十肩、首こりなど多くの痛みで悩む方々にご来院いただいております。
詳しいプロフィールはこちら

Copyright© 空鍼灸院 , 2017 All Rights Reserved.