ぎっくり腰のツボは養老がおすすめ!効果と場所を鍼灸師が解説

ぎっくり腰は突然やってきます。
ビキッ!
あああ〜
こうなったらもう遅いんですがね。もちろん何度も繰り返していて予兆が感じられる方もいらっしゃるでしょう。
- 最近腰やお尻が重だるい。
- 腰のだるさが取れないな。
- 最近休み取れなくて体がだるい
なんて考えて気になり始めると注意です。既に魔の手が忍び寄っている状態。
ですから予防がまず大事になってくるわけですが今回はまず痛い時、ぎくっときてしまった時に効果的なツボをご紹介します。様々な方法で刺激してあげることで痛みが落ち着いたり、少し動けるようになったりすることもあります。
完治する!ってわけではありませんが楽になることが多いのでぜひ試してみてください。
目次
ぎっくり腰ってどんな症状?
症状としては
- 腰部の強い痛み
- 腰が痛くてベットから立ち上がれない
- 椅子から立つのも辛い
- くしゃみや咳で痛みが出る
このくらいがいわゆるぎっくり腰という症状。ただしぎっくり腰という病名はありませんからお医者さんに掛かっても
「ぎっくり腰だね〜」
といってくれる場合と言ってくれない場合があります。
正式にいうと急性腰痛、腰椎捻挫、椎間板損傷
などというちょっと難しい名前がつきます。が一般に普通に呼ぶにはやっぱりぎっくり腰って言ってくれた方がわかりやすいですよね。
ですから
- 腰痛が急に悪化した
- 屈んだ時グキッとした
- 足の痺れは無い
- 思い当たる内臓疾患もない
となるといわゆるぎっくり腰と呼ばれるものになります。
そもそも養老はぎっくり腰に効くの?
はい効きますよ。人によってはビビるくらいにぎっくり腰に効くツボです。
身体には経絡と呼ばれるつながりがあります。画像のようにツボとツボが線で結ばれています。これが経絡。東洋医学的に言うと気の流れが経絡上に流れているとされています。
この意味不明の経絡が最近少しずつ解明されてきました。筋膜のつながりが経絡と非常によく似ていることが分かったのです。
手や足にあるツボをご紹介しますが手や足のツボがぎっくり腰に効く理由は筋膜のつながりがあるからと考えていただくとわかりやすいと思います。
そして鍼灸師としての実体験からしてもこの養老というツボはぎっくり腰の患者さんにまず使用する頻度が高いツボです。
養老の効果
ぎっくり腰以外の養老の効果ですが読んで字の如くです。
人間は歳を取ることで免疫力が下がったり立ち上がりなどの動きが難しくなります。しかしこのツボを刺激すると健康的に生活ができるツボと言われていたそうで養生するという意味が込められています。若返りのつぼなんて言われたりもします。
- 疲れ目、老眼、しょぼしょぼ感
- 急な腰痛や首の寝違え
- 高血圧、心臓病
- アルツハイマー
- 顎関節症
- 耳鳴り、耳の違和感、
- めまい
養老の位置
教科書的にいうと
前腕後内側、尺骨頭橈側の陥凹部、手関節背側横紋の上方1寸。
です!わかりましたか?
なんのこっちゃですが要は手首の裏面。ボコボコしている骨の間
そして手関節背側横紋の上方1寸ですから手首のシワより指一本分肘側の位置となります。
その他ぎっくり腰に効くツボ
ぎっくり腰に効くツボはいくつもあります。実際鍼灸で治療する場合は患者様の体勢や動き方。凝りの具合によって針をするポイントは変わってきます。痛すぎて寝ることもできなければ手や足のツボから。横になれるなら腰に近いツボからなどなど臨機応変に使い分けます。
ただこの記事を読んでいる方はどこを使えばいいのかと悩むでしょう。
おすすめはまず先ほど紹介した養老か腰腿点というツボまずこのツボを刺激してみることをお勧めします。
腰腿点(ようたいてん)
第一指と二指。四指と五指のあいだにある押して痛い所です。左右で四か所あります。一番痛い所をぐりぐりしてくだいさい。
委中(いちゅう)
委中は膝裏のちょうど真ん中あたりにあるツボです。
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腰痛には必ずと言っっていいほど関連してくるツボです。しかし位置が膝裏にあるため自力で押すにはちょっと苦労が必要。ですから養老や腰腿点でまず軽く動けるようにしてから刺激していきましょう。
ぎっくり腰に効く養老の刺激方法!!
座るか立った状態で先ほど養老の場所をお伝えしましたがこの位置にあるコリを探します。なるべく楽な姿勢でお願いします。
この位置を圧迫して左右にグリグリすると線以上のゴリゴリとしたものがあったり凄くズキンとくるものがあります。このポイントを思いっきり抑えてください。(詳しくは動画で解説)
そのポイントを指の節で思いっきりグリグリしてください。刺激しているとズーンと響いてくるポイントがあたりの場合が多いです。
右左どっちを刺激するの?
時になるかもしれませんがこれは基本的に右の腰が酷いようなら右。
左特にが辛いなら左です。
しかしこれはあくまで目安です。実際の治療になると痛みの反対側の方が緊張が強くなかなか痛みが取り除けないと思ったら反対側の方が原因だったということもありますのであくまで目安程度で参考にしてください。
ぎっくり腰の時の注意点
この記事を書く時「ぎっくり腰 ツボ」 で検索してみてみると腰にあるツボを押せと進めている記事もありました。しかしぎっくり腰を発症してすぐ腰を揉んだり下手な刺激をしてしまうと悪化し長引いてしまう場合もあります。
充分注意し行ってください。
また怪しい症状として
- 3日経過しても強い痛みが引かない、むしろ悪化している
- 足の痺れも出ててきた
- めまいや動悸も出てきた
と言った場合にはまず病院で相談をお勧めします。