慢性腰痛で臀部(お尻)が痛む。原因と対処法。
慢性腰痛でお悩みの方はほんとに多いです。
デスクワーク。力仕事。長距離の運転。農作業。
これは腰にとってとても負担が掛かる事なのです。
若い方は背骨の周りの痛みを訴える方が多いのに対し50代以降からは臀部や腰部の下に痛みを訴える方が多い。
年齢を重ねるごとに臀部の痛みを訴える方が増していきます。
そこで臀部が痛む慢性腰痛の原因と改善策をご紹介。
目次
臀部が痛む慢性腰痛の原因
腰痛の多くの場合、痛むところに原因はありません。
痛む部位を一生懸命揉んでも治らないのです。
他の原因となる部位をしっかり探ってほぐすことで慢性腰痛は解消されていきます。
慢性腰痛の痛みを出しているのはどこなのか?
臀部(おしり)の痛みを出しているのは腰回りの筋肉や背中の筋肉。もちろん臀部の筋肉も原因となります。
さっき痛むところに原因は無いって言ったじゃんと言われそうですが痛むところとは別の部位が原因となっていることが多いです。
例えばこれ大殿筋といわれる大きな筋肉ですが×がコリが出来ている部分。青いボヤッとしたのが痛みが出ている部分です。
×はお尻の下の方に付いているのに痛みはお尻の上のあたりまで痛みを出すのです。
単に痛むところをほぐしても結果が出ないのはこのためです。
お腹の筋肉
やっぱり大腰筋です。この大腰筋はお腹側にあるのに腰に痛みを出すのでなかなか知られていない筋です。
今回は慢性腰痛で臀部が痛む原因ですから腹直筋もおまけします。
腹直筋といえば男子がえっさこら、えっさこら筋トレする筋肉ですよ。
この腹直筋の下の方は臀部の所に痛みを広げてしまう性質があります。
慢性腰痛で臀部が痛む原因がお腹の筋肉なんて考えたことが無いかもしれませんがお腹の筋肉を緩めることで腰痛が変化している方が多くいらっしゃいます。なので関連は強いのです。
腰部の筋肉
もちろん腰部の筋肉も臀部へ痛みを広げ慢性腰痛の原因となってしまいます。
※(mediclip,lippincott Williams&wikinsから転載)
これは腰部の奥にある筋肉ですが×は腰に付いているのに痛みはお尻に広がっているんです。ここが凝っていたら、いくら臀部の筋肉をほぐしても変わらない。
このように慢性腰痛で長年臀部が痛んでいると一言で言っても原因は様々で人によって原因の部位が違っているんです。
手軽にできる慢性腰痛の対処法
臀部の痛みでも他から来てることはご理解いただけたかと思います。
でも自分で改善させよう!
と考えたらこの部位はここに痛みを出すからここを揉むとか難しいと思います。
ですので慢性腰痛でお困りの方は
運動してみることが改善の一歩になるかもしれません。
慢性腰痛・肩こりでお悩みの方は圧倒的に運動不足の方が多いです。
運動すると腰痛対策になる理由
運動すると血行が良くなるとか、代謝が良くなるとか言われています。
もちろんそれも腰痛改善へ手助けしてくれるポイントでしょう。
それにプラスして最近言われているのは運動することで筋膜の滑走性が良くなる。
運動すると筋膜の状態も良くなる
テレビなんかでも紹介され始めている筋膜です。
痛みが出る原因は筋膜の重なった所の動きが悪くなって、動きが悪くなったことで筋膜の歪みを作り出してしまっていると考えられています。
筋膜は全身にみかんのネットのように全身に貼り巡っていますので一部で歪みが起きるとそれ以外の部分で痛みが発生してしまうのです。
筋膜の状態を良くするには運動不足の解消がおすすめ。
ウオーキングやジョギングなど手軽なものから始めるのがおすすめです。
また最近注目されているのはヨガです。
ゆっくりとした動きで呼吸を整えながら動かすことで体がリラックスできます。
リラックスしながら、なまった体をリフレッシュできるヨガは筋膜の状態を良くするのに最適な運動です。
慢性腰痛のオススメのストレッチ
長年の慢性腰痛で痛みが臀部まで及んでいる方はおそらく腹部の奥の筋肉までコチコチになっているはずです。
そんな時には大腰筋のストレッチをお勧めします。
郡山市で慢性腰痛なら渡部鍼灸院へ
いろいろやったけど効果が無かった。
慢性腰痛で長年悩んでいる。
そんな方には鍼灸治療をおススメしています。
鍼灸治療は体の深部の筋肉まで緩めることができる治療法です。一生懸命揉んでもらってもダメだった。人の動きやクセをみて治療部位を決めるオーダーメイドの鍼灸治療です。