優しい鍼の鍼灸院

逆流性食道炎症例ページ

お腹を抑える女性

逆流性食道炎の症状が鍼治療でどのように変化していくのか症例の一部を公開します。

症例一覧

 

症例1薬を飲んでも改善しない胸焼け、呑気症

逆流性食道炎の症状

患者情報 30代 男性 郡山市在住

期間 2021/3~2021/4

施術回数 6回

 

症状

1年ほど前から午前中の胸焼け毎日起こるゲップに悩まされている。

お腹は常に張っている感覚があり胃が重感じがするとのこと。酷いときにはみぞおち付近がキリキリ痛む

 

病院では内視鏡の検査を行ったが異常はなし。処方された薬を飲んでもはじめは良かったが最近では効いている感じがしない。

病院で食事指導を受け食事の内容を改善してみたがいまいち良くなっている感じがせず、ネットで検索し当院にお越しいただいた。

 

施術と経過

 

お腹を触るとみぞおち付近がパンパンに張っていて少し押すだけでも辛そうな状態であった。

お腹の張りは腸のガスから起こっていると考え食生活の改善と鍼でお腹を整えることを目標に施術を開始した。

 

お腹を緩める足のツボと胃腸を整える膝のツボに鍼を行い10分置鍼。

再びお腹をチェックすると先程より押された痛みはなくなった。

 

背中も確認すると強い緊張が見られたため背中を緩めるため背中のツボと足のツボに鍼をした。

すると背中の硬結も緩和。

初回の施術終了後はお腹の硬さは減ったもののまだ胃の重さがあるとのことだった。

食事内容の改善を提案し施術を終了。

 

1回目、2回目では症状自体にあまり変化が起らなかったが3回目にお越しいただいたときにはゲップが軽減してきているとのことだった。

 

6回目にお越しいただいた際にはお腹の張りが軽減、酷かった時を10とすると1か2くらいとのこと。

日常生活でたまに出ていたみぞおち付近のキリキリもほとんどでなくなった。

 

その後は月一回のメンテナンス施術を継続していただいている。

逆流性食道炎鍼するポイント

 

まとめ

胸焼けだけでなく呑気症の症状も出ていた。これだけの症状が続いていても病院の検査では異常がなくはっきりとした原因がわからないまますごすのはとても辛い状態だったと思われる。

この症例では鍼でお腹の緊張を緩め、さらに生活習慣の改善によって症状の改善が見られた。

※お客様個人の感想であり、効果効能を保証するものではありません。

 

 

症例2 朝食後に感じる胸焼け、口の酸っぱさ、仕事に集中できない。

 

逆流性食道炎の症状

患者情報 40代女性 郡山市在住

期間2020/10~2020/10

回数6回

 

症状

 

半年くらい前から胸焼け、口の酸っぱさが気になり始める。酷くなるまで市販薬で済ませていたが症状が悪化し病院へ行った。

病院で検査を受けるも異常はなかった。

 

病院の薬を飲むと酷かった症状は改善していき治癒するように思えたが朝食後の胸焼け、口の酸っぱさは取れなかったとのこと。

ネットで検索している時に当院HPを見つけご連絡いただいた。

 

施術と経過

お腹を触診するとみぞおちやおへその周りに硬さがある。

まずこの硬さを緩めるため肘と膝周りのツボ3箇所に鍼をした。10分置鍼するとお腹の硬さは軽減。

 

次に背中、肩、首もこるとのことからお尻のツボ、肘のツボに鍼をした。

 

2回目、一回目の終了後翌日はいい感じだったが戻ってきたとのことだった。

初回と同様の施術を行いお腹が柔らかくなったことを確認し終了。

 

4回目、朝の辛さが半分くらいになっているとのことだった。まだ胸焼けが多少あり口の酸っぱさはなくなった。

初回と同様にお腹の緊張を緩め胃の働きを整えるツボに鍼を行った。

 

6回目、前日に脂っこいものを食べすぎると出ることもあるが朝食後の胸焼けは殆どなくなった。

流性食道炎鍼するポイント

 

 

まとめ

 

約4回の施術で症状が軽減。6回の施術でほとんど気にならないほどまでになった。

お腹の緊張を緩め胃腸が動きやすい状態を作ることで症状が軽減していったと考えられる。

※お客様個人の感想であり、効果効能を保証するものではありません。

 

 

症例3 2年続いた胃の不快感、検査するも異常なし

 

逆流性食道炎の症状

患者情報 40代女性 郡山市在住

期間 2020/12~2021/1

回数8回

 

症状

 

2年ほど前から朝起きたときから胃の不快感が続いている。

胃の不快感が強かった時に病院で検査を受けたが異常はなかった。薬も飲み続け指導された規則正しい食事も実践してみたがあまり良くなっている実感がない。

 

日中は常に胃の不快感があり症状が強い日弱い日もあるが必ず毎日起こるため仕事に集中できない。

症状が辛いときはすぐに胃が張って食べれないときもある。

 

施術と経過

 

まずお腹の触診をするとみぞおちとおへその下辺りに異様な硬さがあるのを発見。圧迫すると日頃感じている胃の不快感が再現されるとのことだった。

 

この硬結を緩めることを目的にふくらはぎのツボ、膝のツボ、肘のツボに鍼を行った。10分置鍼した後硬さを確認すると少し緩んで押しても不快感が出ることはなくなった。

施術終了後はまだ胃の不快感は感じるとのことだった。

 

2回目、なんとなく不快感が軽くなっている感じはあるがまだあるとのことだった。前回と同様の施術を行う。

4回目、3回目の終了後胃の不快感を感じない日があり「もう治った!」と思ったら翌日また出てきたとのことだった。

 

それでも施術を5回6回と続けていくと徐々に違和感を感じない日が続く様になってきた。

最終的には10回ほど施術をすると日常でほとんど気にならないまでになったとのことだった。

流性食道炎鍼するポイント

 

まとめ

 

この症例、はっきりとした病名は聞けなかったとのことだったが診断がつくとすれば「機能性ディスペプシア」と呼ばれるものである可能性がある。

常に胃の不快感があるそれが二年続き仕事にも影響するとなると辛い状況だったと推測される。

 

2年も症状が続くとはじめのうちは症状に変化が見られないこともあるが続けているうちに「そういえば今日は違和感がない」という日が現れ徐々に症状が軽減していく事が多い。

※お客様個人の感想であり、効果効能を保証するものではありません。

 

症例4 半年続いた吐き気

逆流性食道炎吐き気

 

患者情報 50代男性 郡山市在住

期間 2023/09~2023/11

回数10回

症状

半年前からずっと吐き気が続いている。日によって調子はまちまちだが吐いてしまうことはない

吐き気と腹部の張りのせいで食欲もあまりない

病院で検査を受けても異常はなく処方された薬を飲んでも症状が悪化してしまうことがあったため薬は飲んでいない。

肩こり、首コリも辛くよくマッサージ店へ行く。

 

施術と経過

腹部をチェックするとみぞおちからお臍の中央付近まで硬さがあり緊張が強い。背中も緊張している点が多数あった。

首や肩の緊張を緩める背中のツボと首のツボに鍼を行った。首が軽くなり吐き気が何となくすっきりしたとのこと。

次にお腹の硬さを緩めるため足の指のツボを刺激した。するとお腹の硬さが緩んだことが確認できた。起き上がっていただくと「お腹の張感が減って楽」。初回はここまでで終了。

2回目

3日後の施術。初回の施術の翌日は楽だったが昨日は症状が現れた。

初回と同様の施術を行う。

5回目

お腹の張感はほとんど感じなくなった。吐き気はまだ感じるが楽な時間が長くなってきた。

腹部を触っても初回の頃のような硬さはなくなりすっと奥まで押せるようになっている。しかしお酒を飲むと翌日調子が悪くなる。

10回目

吐き気も感じなくなりお酒を飲んでも大丈夫になったとのことから施術を終了とした。

 

まとめ

肩や首のコリ更にお腹の硬さが相まってお腹の張感や吐き気を起こした症例。

首のコリを緩め腹部の緊張を緩和させることで症状が改善していった。内臓は腹膜で覆われており日常生活でストレスや不摂生な食事などを続けるとお腹はどんどん硬く緊張していく。そのころには日常生活を改善しただけでは症状は治まらない。手技や鍼で体の緊張をゆるめてあげる必要がある。

※お客様個人の感想であり、効果効能を保証するものではありません。

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