優しい鍼の鍼灸院

長年手を酷使したことによるバネ指

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バネ指 使いすぎ
この記事を書いている人 - WRITER -
名前 渡部 青雲 郡山市の空鍼灸院 院長 国家資格 はり師・きゅう師 自律神経症状の改善に力を入れています。このブログでは自律神経の乱れによって起こる様々な症状の解説やセルフケア、実際の症例など紹介します。
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はっきりと覚えていないが数年前から手がこわばり始めた。

半年くらい前に引っかかり現象が起こる様になり整形外科を受診。

特に異常は無く、手をよく使う仕事だったため使い過ぎが原因のバネ指と診断された。

リハビリを受けていたが引っかかりは変わらず通うのをやめてしまった。

 

ここ二週間前ほどから痛みが出始め左の中指を動かすと引っかかりと痛みが出ていた。

以前ご家族が腰痛で来院していたのを思い出しご相談いただいた。

 

施術回数と頻度

施術回数 3回

頻度 週一回

 

 

施術内容と経過

 

1回目 左の中指を動かしてもらうと引っかかりと痛みがある。

何もしていない時は我慢できる程度の痛みだが仕事中や家事をする際は痛みが強くなり我慢できなくなってくる。

全体を触診すると前腕の緊張が強いことがわかった。細かい作業で力を入れる必要もあったのでよく手が疲れていたとのこと。

 

このことから腕全体の緊張を取るために肩甲骨周囲のツボに鍼をしたところ腕の張り感と痛みが軽減し。力を入れられる様になった。

次に指と関係が強い胸椎にある反応点をチェックすると反応があったため鍼を行った。

10分ほど置いて動かしてもらうと若干の引っかかりは有るものの痛みは消失。

 

2回目お越しいただいた際には普段痛みは消えたが仕事中や家事で使い過ぎると痛みが出てくるとのこと。

このことから前回の肩甲骨周囲のツボと胸椎の反応点に加えて背中の緊張を取る目的でお尻のツボ、腰のツボに鍼を行った。

終了してチェックすると若干出ていた引っ掛かりも消え痛みもない。

 

3回目ほとんど気にならない状態だが思いっきり力を入れた時、稀にこわばりが起こる。

体をチェックするとまた前腕の緊張や胸椎の反応点に反応があったので前回と同様の施術。

 

痛みが無くなり生活に支障がないとのことなので治療を終了した。

 

まとめ

手を酷使したことによりバネ指が現れることがある。

痛みがある場合もあるが無い場合も多く放置してしまうと我慢できないほど痛みが出てしまうこともある。

 

バネ指は引っ掛かりの現象や痛みが指に出るので指に着目してしまうが、腕の筋肉が腱となり指を動かしている。

このことから考えて腕の緊張を緩和させないと痛みが続いたり、再発してしまうことが多い。

 

また脊柱の動き、特に胸椎の動きも指に関連が強く指の症状がある方の背中をチェックすると反応点が現れていることが多い。

この様に指だけでなく体の全体を見ることで症状が改善される。

 

 

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名前 渡部 青雲 郡山市の空鍼灸院 院長 国家資格 はり師・きゅう師 自律神経症状の改善に力を入れています。このブログでは自律神経の乱れによって起こる様々な症状の解説やセルフケア、実際の症例など紹介します。
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