優しい鍼の鍼灸院

夜寝ていても痛む股関節痛

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夜寝ていても気になる股関節痛
この記事を書いている人 - WRITER -
名前 渡部 青雲 郡山市の空鍼灸院 院長 国家資格 はり師・きゅう師 自律神経症状の改善に力を入れています。このブログでは自律神経の乱れによって起こる様々な症状の解説やセルフケア、実際の症例など紹介します。
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70代 女性 現役時代は事務仕事

 

股関節痛の症状

半年ほど前から歩き始め、しゃがんだ時などふとした時に股関節前面が痛み始める。

動き続ける事で気にならなくなっていたためあまり気にしていなかった。

ここ一ヶ月ほど前から徐々に症状が強くなり夜寝ていても同じ体勢でいると鈍い痛みを感じ始めた。その頃から一度鈍い痛みが出ると動き続けても軽減せず常に痛みが出始める。

痛む場所も股関節全面だけでなく太ももの外側、お尻の周囲も痛み始める。

ご友人の方が当院に通っていたこともありご紹介いただき、ご来院いただいた。

 

頻度と回数

痛みが気になり早く良くなりたいという申し出もあり初めは週2回ご来院いただいた。3回目で夜気にならなくなったという事で3回目以降は週一回ペースで通院。

通院ペース 週2回〜1回

通院回数 6回

 

施術内容と経過

まず動きのチェックのため歩行してもらうと歩き方がぎこちなく、辛いほどではないが鈍い痛みが生じる。

ベッドに仰向けに寝てもらうと足を伸ばしているのが辛い。

膝を曲げていると楽。という訴えがあった。

そのことから股関節周囲の筋肉に原因があると考え股関節前面の筋肉を緩める目的で足の甲のつぼに鍼を行った。

仰向けで寝ていても辛くない事が確認できたので初診は終了した。

 

2回目お越しいただいた際には夜間痛は軽減し、ぐっすり眠れたとのことだった。

しかし動いた際の太もも外側の痛みと臀部の痛みのようなダルさのような症状は残った。

また動きをチェックし後屈(後ろに反る)していただくと丁度臀部のあたりに鈍い痛みが出るとのことで、2回目からはこの症状も含め施術を行った。

お尻の筋肉と関連の深い腰の筋肉のツボに鍼を行うと後屈した際の痛みが軽減することが確認できた。

2回目から5回目までは同様の施術を行い更により深く股関節やお尻の筋肉を緩められるツボを追加し反応を確認しながら鍼灸治療を行う。

 

6回目には動き始めの違和感もなくなり初診の時に感じた動きのぎこちなさも無くなっていた。

趣味の家庭菜園を行う際も気にせずしゃがめるようになり以前の生活を取り戻すことができた。

 

まとめ

趣味の家庭菜園で集中し過ぎてしまいついつい長時間しゃがむ姿勢や立って体を反らせる姿勢で作業していたことが原因と考えられた。

施術後に負担が掛かり難い作業方法を指導させていただき無理なく趣味を続けていただくことができた。

その後は再発予防のため月一回来院中。

しゃがむ動作で圧迫されやすい股関節前面の筋肉をしっかり緩ませることで素早い痛みの軽減が見られた。

 

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名前 渡部 青雲 郡山市の空鍼灸院 院長 国家資格 はり師・きゅう師 自律神経症状の改善に力を入れています。このブログでは自律神経の乱れによって起こる様々な症状の解説やセルフケア、実際の症例など紹介します。
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