事務仕事で手を酷使したことによるバネ指 親指の引っかかりと痛み
二ヶ月前から親指を曲げるたびに引っかかりと痛みが出始め字を書く、物をつかむ動作が辛くなる。
その前から朝に手のこわばり感は感じていたものの痛はなかったため気にしていなかった。
仕事でものを書くことが多くこのままだと仕事にならない。
親指の曲げ伸ばしで痛みが出るため物をつかむ動作は辛く家事もしんどい時がある。
整形外科でバネ指と診断され接骨院で電気治療なども受けたが症状が改善しない。
ネットでのサイトを見つけ来院。
通院回数と頻度
通院回数 5回
頻度は週一回
施術と経過
痛みのある左の親指をチェックしたところ、曲げ伸ばしで弾発現象と痛みが見られた。
思いものを持つとさらに痛みが強くなる。
初回 慢性的な肩こり背中の凝りも抱えているとのことなので肩甲骨周囲の硬さをチェックすると動きの固さが見られたので背中の緊張を取る目的で肩甲骨のツボに鍼を打ち背中と腕の筋肉を調整。
指の動きと関連の強い背骨の反応点をチェックすると反応が見られたので刺鍼を行う。
背中に鍼をしながら指を動かし確認していただくと動きやすくなったとのことなので10分間置鍼。
動きによってはまだ痛むが半分くらい痛みが軽減
2回目 仕事中痛みが出てくるとのことから肩、背中の緊張が大きいと考え初回のツボに加え肩こりのツボも一緒に治療を行う。
肩の緊張を取るため首のツボを使った。
前回よりも痛みが減って動きが良くなってきている。
3回目、4回目は初回と同様の施術
5回目 たまに朝動きのこわばりが感じられるが痛みがなく調子がいい。
使用したツボ
出典;医道の日本社
出典;医道の日本社
出典;医道の日本社
まとめ
長時間ものを書く作業をすると手はもちろん肩や背中の緊張も強くなる。
筋肉が硬くなったことによって背骨や肩甲骨の動きも制限される。
その動きをよくしてあげることでバネ指の症状が改善することが多い。
バネ指で手に鍼をせず症状が変わるのが不思議ね〜とおっしゃっていただいたが
家などで考えてみても基礎がダメだと全てに狂いが出てしまう様に人間で言えば背骨や骨盤が基礎の役割をしている。
家の基礎が歪んでしまった場合そこから直してあげないとダメな様に人間も背骨の動きから整えてあげないと症状が改善しない。
指だけでなく体全体を慎重に見ることで症状を緩和させることができます。