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鍼灸のしくみを徹底解説!鍼灸を効果的にするために知っておきたいこと

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鍼灸治療を受ける女性
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空鍼灸院の渡部です。得意な症状は腰痛、坐骨神経痛、股関節痛、頭痛、五十肩、首こりなど多くの痛みで悩む方々にご来院いただいております。
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鍼灸治療のしくみについて分かりやすく解説します。鍼灸治療は、鍼とお灸の施術を組み合わせた古来から伝わる治療法。肩こりや腰痛、身体の痛み、内臓の不調など、さまざまな健康上の悩みを解決できることが一般的にも知られています。

 

とはいえ、いざ鍼灸治療を受けようと思った場合、「本当に効果があるのか?」「効果が出るしくみは?」と疑問を感じる人も多いのではないでしょうか。

 

そこで、この記事では鍼灸のしくみを解説したうえで、鍼灸の効果にまつわる知っておきたい話を分かりやすくお伝えします。鍼灸に興味がある人は、治療を受けるかどうかの判断材料として参考にしてください。

 

鍼灸治療とは

鍼灸治療の様子

 

鍼灸治療とは、皮膚に鍼を刺したり、火のついたお灸を皮膚上に置いたりして身体に物理的な刺激を与える治療方法です。つまり、刺激に対する身体の反応を利用して、心身の不調を改善していくのです。

 

刺激を与えるポイントには、たとえば以下のような場所があります。

 

  • 経穴(けいけつ)と言われるツボ
  • 痛みを感じる場所
  • 押すと痛い場所

 

鍼灸師は自身の経験による的確な判断のもとで、適切な場所に鍼や灸で適度な刺激を与えます。すると、施術を受けた人は、悩まされていた不調や痛みから解放されると言われています。

 

では次に、なぜ鍼や灸の刺激で不調や痛みが改善するのかについて解説します。

 

鍼灸治療のしくみ|なぜ効果があるのか?そのメカニズムは?

不思議な画像

 

ここでは、鍼灸治療の効果が出るしくみについて、鍼と灸の痛みを楽にする効果、内臓に対する鍼灸の効果に分けて説明します。

 

なお、鍼灸のしくみに関する解釈は、流派や学会によって諸説あります。ここで解説するのは、鍼灸のしくみの一部であることを、言い添えておきます。

 

鍼が痛みに効果的な理由

 

鍼を刺すと痛みが楽になるのは、脳の下垂体からβ-エンドルフィンが分泌するのが理由のひとつだと考えられます。つまり、身体に鍼を刺すと脳内から痛みが楽になるような物質が出て、身体の痛みも楽になるということです。

 

人間の身体には、もともと痛みを抑えるしくみが備わっています。そのしくみのひとつが、脳内から分泌されるβ-エンドルフィンなどの神経伝達物質の作用です。鍼治療は人間がもともと備えている力を引き出すことで、痛みを抑えると言えるでしょう。

 

他にも鍼治療は、人間がもともと持っている力を引き出すしくみをたくさん備えています。一般的に、鍼灸が自然治癒力を高めると言われるゆえんです。頑固な痛みには、鍼治療が有効であると言えるのではないでしょうか。

 

灸が痛みに効果的な理由

 

灸で痛みが楽になるのは、灸の熱刺激に対して皮膚血管が太くなることが理由のひとつだと考えられています。

 

慢性的な痛みが起こる原因には、患部の血行不良があります。血行不良で痛みがある場所に灸を置くことで、血管が拡張。結果的に血流が改善されて、痛みが楽になると言われています。

 

事実、灸を皮膚に置くと、皮膚が赤くなるフレアー現象がおきます。フレアー現象で、皮膚が赤くなるのは、皮膚の血管が太くなっているからです。灸治療には、血流改善を通して痛みが楽になるしくみが備わっていると言えます。

 

鍼灸で内臓が整う理由

 

鍼灸治療で内臓の調子が整うのは、鍼灸に自律神経の乱れを整える働きがあるからです。自律神経は、無意識下で内臓の動きを制御しています。そのため、自律神経が乱れると、内臓の働きにも狂いが生じて、痛くなったり動きが悪くなったりするのです。

 

そこで、手足や背中、お腹などのツボに鍼やお灸をすると、乱れた自律神経を整えて内臓不調の改善が期待できます。一連の反応は、『体性自律神経反射』とも言われ、現代医学で鍼灸効果を解明するための拠り所とされています。

 

たとえば、胃の不調の際にひざ下にある『足三里(あしさんり)』というツボに鍼やお灸を行うのは、鍼灸師の間でも有名な話です。胃袋の位置とはまったく関係のない足に鍼灸を行うと、胃の不調が改善されるとはなんとも不思議な話ですよね。

 

胃の不調が改善される仕組みを、西洋医学では自律神経を介した体の反応で説明。一方で、東洋医学では気のつながりで説明しています。

 

しくみの解釈には違いがあるものの、内臓への鍼灸効果のしくみは、東西の医学で認められていることです。内臓の不調にも、鍼灸を取り入れていきたいですね。

 

以上、鍼灸効果のしくみでした。一方で、鍼灸治療には、いまだに解明されていないしくみも数多く存在します。とはいえ、世界的には鍼灸の実力は、すでに認められています。次に、世界で認められている鍼灸事情をお伝えします。

 

世界も鍼灸に注目!しくみの解明も進む

鍼灸治療の様子 白人女性

 

鍼灸治療は日本や中国だけでなく、海外のあらゆる国で実践されている治療方法です。たとえば、WHO(世界保健機関)では43の疾患についての経験上の効果が認められていたり、世界鍼灸学会連合会といった団体まで創設されていたりします。

 

鍼灸を盛んに行っている代表国は、アメリカやオーストラリア、ニュージーランド、メキシコ。中でも、アメリカでは、各州ごとの認定試験に合格すると鍼灸院を開設することも可能です。

 

さらに、鍼灸についての研究は、世界各国でさまざまな形で行われています。鍼灸のしくみが明らかになるに従い、さらに世界的にも認知されていくことでしょう。今後、鍼灸のしくみのさらなる解明が、期待されます。

 

以降では、鍼灸を受ける際に気を付けたいことをお伝えします。この記事をご覧のあなたに、鍼灸を有効に活用してもらいたいので、加筆しました。ぜひ、参考にしてください。

鍼灸院への効果的な通院方法

 

鍼灸の効果的な通院方法は、治療院の施術スタイルや患者さんの症状、体質によります。ここでは、当院の例で紹介するので、参考にしてください。

 

たとえば、当院では腰痛だと5~6回程度を目安に通院のアドバイスを行っています。通院頻度については、以下の通りです。

 

  • 慢性痛の場合は、1週間に1回
  • 急性痛であれば、2~3日に1回

 

慢性痛というのは、生活習慣が原因で長い間痛みが続いている状態です。一方で、急性痛というのは捻挫やぎっくり腰など、原因がはっきりしているような最近痛くなった状態です。

 

鍼灸院の方針によっても違いがありますので、各鍼灸院の通院指導を参考にするといいでしょう。

 

最後に、鍼灸の好転反応について解説します。

 

鍼灸治療の好転反応のしくみとは?

白衣姿の男性

 

鍼灸には好転反応と言われる身体の反応があります。たとえば、次のようなものです。

 

  • 内出血
  • 眠気
  • だるさ
  • 筋肉痛

 

以上は、身体が回復する過程で生じる反応です。それぞれのしくみについて、説明します。

 

内出血

内出血が起こる理由を東洋医学では、悪い血が出たのだとされています。人間の身体は血が滞りなくスムーズに流れることで健康に保たれます。ところが、血の流れが悪くなると悪い血が溜まってしまうのです。

 

鍼を皮膚に刺し内出血が起こるのは、悪い血が血管外に出たことになります。よって、身体の状態が改善するための反応のひとつが内出血だといえます。内出血は痛みを伴うことはなく、2~3週以内にはなくなります。

 

眠気、だるさ

眠気やだるさは身体が回復する過程で起こることが予想されます。たとえば、風邪を引いてそれが良くなる際には免疫が働きます。

 

免疫が働く際は身体がだるくなったり、眠くなったりするのです。免疫にも良いとされる鍼灸ならではの反応でしょう。長くとも2~3日以内には、なくなりますよ。

 

筋肉痛

鍼を刺した箇所が、筋肉痛のようになる場合があります。これは、鍼を刺すことで、筋肉に傷が入り軽く炎症が起こるからです。炎症というとネガティブなイメージもありますが、炎症が起こることで患部が回復する側面もあります。つまり、適度な炎症であれば身体の回復に役立つと言えるのです。

 

以上、体の回復過程のしくみである好転反応について解説しました。最近では、当院のように好転反応が強く出ないような施術を心がけている治療院も多いです。

 

しかし、まったく好転反応の可能性をゼロにすることはできません。そこで、好転反応が起こる可能性も考え、鍼灸治療を受けた当日はゆっくりできるように配慮するのがおすすめです。

 

鍼灸のしくみや効果についてのまとめ

手とハート

 

鍼灸で身体の痛みや不調が楽になるしくみは、主に鍼灸の刺激に対する身体の反応によるものです。

 

また、鍼灸が効果的であるため、世界中で盛んに鍼灸が行われることも多くなってきました。今後も、科学的な研究によって鍼灸のしくみが明らかにされていくことでしょう。

 

もし、鍼灸治療を効果的に受けたい場合は、鍼灸師が伝える通院回数や頻度を守って通院するのもおすすめです。症状や体質、鍼灸院の治療方針によって回数や頻度は変わります。鍼灸院の施術スタッフからアドバイスを受けると良いでしょう。

 

鍼灸後に起こる、内出血や眠気、だるさ、筋肉痛は鍼灸治療の好転反応と言われるもので、とくに悪い反応ではありません。とはいえ、時には強くでる場合もあるので、気がかりな場合は鍼灸師に相談して施術の刺激量を調整してもらいましょう。

 

体の痛みや不調の改善、メンテナンスとして、ぜひ鍼灸を日常に取り入れてみてください。

さらに刺激を加える場所の選択は、鍼灸師が持つ技術や知識、施術方針に依存します。

 

東洋医学で施術する方針の鍼灸師は、ツボなど幹部とはまったく関係のない所に刺激を与えることも多いです。他方、現代(西洋)医学の考えで施術をする方針の鍼灸師は、痛みを感じる場所や押すと痛い場所に針を刺す傾向にあります。

 

また、鍼灸が効果を発揮するしくみや理由の説明も、鍼灸師の信念に大きく依存します。

 

たとえば、伝統的な鍼灸の思想を重んじる鍼灸師は、気の流れをはじめとした東洋医学上の理論で効果やしくみを説明します。一方で、現代的な鍼灸を信じる鍼灸師は、生理学や解剖学にもとずいて西洋医学の理論で効果やしくみを説明するでしょう。

 

ここでお伝えする鍼灸の効果やしくみは、後者の現代医学の理論を頼りに解説しますので、どうぞ参考にしてください。

 

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