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逆流性食道炎で耳鳴りやめまいが起こる原因と対処法

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耳を抑えている女性
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名前 渡部 青雲 郡山市の空鍼灸院 院長 国家資格 はり師・きゅう師 自律神経症状の改善に力を入れています。このブログでは自律神経の乱れによって起こる様々な症状の解説やセルフケア、実際の症例など紹介します。
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逆流性食道炎の症状で悩んでいたら「耳鳴りがしてきた」「めまいを感じるときもある」このような症状を感じていませんか?

今回はこれらの症状がなぜ起きるのか、さらにこの症状への対処法などをご紹介していきます。

この記事は以下のような方におすすめ

  • 病院で治療を受けているが逆流性食道炎の症状が強くなってきた
  • 耳鳴り、めまいを感じ始めた
  • 耳鳴り、めまいを楽にする方法を知りたい

 

逆流性食道炎が起こる原因

胃のイラスト

逆流性食道炎は胃酸が食道へ逆流してしまい胃酸への耐性が弱い食道で炎症が起こることで様々な症状を引き起こします。健康な方でも少量の胃酸の逆流は起こりますが、胸やけなどの症状を感じる方は逆流している量が多かったり逆流が慢性化している可能性があります。

原因としては大きく三つ

  • 胃と食道を遮っている筋肉の働きの低下
  • 胃酸の増加
  • 腹圧の上昇

 

胃と食道を遮っている筋肉の働きの低下

通常は胃と食道の間にある下部食道括約筋がバルブのような役割をして胃酸が逆流しないようにしていますが、下部食道括約筋が様々な原因で緩んでしまうことがあります。

胃酸の増加

刺激の強い食べ物や消化の悪い食事を取り続けることにより胃酸の分泌が亢進し逆流を起こしてしまいます。

腹圧の上昇

肥満、暴飲暴食、お腹の圧迫、前かがみの姿勢などで腹圧が上昇し胃酸の逆流が起こります

 

逆流性食道炎の主な症状

典型的な症状

  • 胸焼け
  • 口の酸っぱさ
  • ゲップ
  • みぞおちの痛み、お腹の張り

関連する症状

  • 慢性的な咳
  • 中耳炎
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 睡眠障害
  • 喉の違和感
  • 声のカスレ

逆流性食道炎による症状は多岐にわたります。典型的な症状を訴えることが多いですが典型的な症状があまり強くないのに関連する症状(耳鳴り、めまい)が強く出てくる場合もあります。

 

逆流性食道炎でなぜ耳鳴りめまいが起こるの?

耳管から咽頭口までのイラスト

胃酸が逆流すると胸や喉だけでなく耳にまで影響を及ぼす場合があります。

耳には耳管という耳と喉を繋げている管があり胃酸の逆流が多いと喉の耳管咽頭口からこの管を伝って耳まで影響を及ぼすことがあります

具体的な症状

耳鳴り、めまい、耳の痛み、耳の詰まりなど耳の症状を引き起こす可能性があるとされています。

中耳炎の方の中耳に溜まった液を調べたところ胃の消化液が発見された例があります。このことから耳の症状と逆流性食道炎の関連が指摘されていますがこれは研究レベルの話であり、今現在胃液が耳に影響を及ぼしているのか確かめる一般的な方法はないのが実情です。胃酸の逆流がどの程度影響を及ぼしているのかはっきり分かっていません。

今のところは耳鳴りやめまいがあり胃腸に症状がある場合胃酸を抑える薬を処方し効果を確かめるといった方法が取られています。

 

逆流性食道炎のストレスによる耳鳴り、めまいの可能性

自律神経のバランスを説明したイラスト

逆流性食道炎の症状は時に強いストレスを感じさせます。常に続く胸やけ、口の酸っぱさ、咳。さらに夜に症状が起きすと睡眠障害も引き起こします。

これらの不快感が強い状態が続くとストレスが蓄積していき自律神経に影響を及ぼす場合があります。過度にストレスが溜まってくると自律神経の交感神経が常に興奮し自律神経のバランスが乱れた状態になりやすくなります。

自律神経はリンパの流れ、血流、内臓の働きなど全身をコントロールしていますから耳鳴り、めまいはもちろんのこと頭痛や動悸など全身の症状を引き起こします。

逆流性食道炎の症状による強いストレスによって自律神経が乱れ耳鳴りやめまいが起こるということも考えられるのです。

逆流性食道炎と動悸の意外な関係?自律神経を整え症状を改善しよう

 

逆流性食道炎で耳鳴りめまいの対処法

女性のイラスト

逆流し食道炎によって耳鳴りやめまいが起こっている場合は胃酸の逆流を減らす対処法が効果的です。

  • 早食いをやめる
  • 炭水化物や甘いものを減らす
  • ストレスを避ける
  • 眼精疲労に注意する

 

早食いをやめる

早食いをしてしまうと胃に食べ物が大きいまま流れてしまうことになります。さらに良く噛まずに飲み込むと唾液もしっかり分泌されません。唾液は消化酵素の一種で胃腸での消化活動を助けてくれる役割があります。

一般的に一口30回と言いますがちょっと大変ですから一口20回で大丈夫ですのでしっかり噛んで食べるようにしてください。

 

炭水化物や甘いものを減らす

炭水化物や糖質は消化するのに負担がかかる食べ物です。例えばごはんを一食茶碗一杯食べていた分を半分にしてみる。お菓子やデザートをやめる。などが手軽で効果的です。

炭水化物や糖質を普段の食生活から少し減らすだけで逆流性食道炎の症状が緩和することはよくありますからぜひ実践してみてください。逆流性食道炎の症状が楽になってくると耳鳴りやめまいの頻度も下がっていきます。

 

ストレスを避ける

ストレスを溜めないこと回避することは逆流性食道炎による耳鳴り、めまいの改善にはとても重要なことです。一番手軽にできて簡単なストレス発散法は寝ることです。仕事や家庭内でストレスが溜まることがあってもひと眠りすると体も休まり精神的な緊張も緩和されます。ただお昼寝を長くし過ぎると夜眠れなくなる可能性がありますから注意してください。

次に手軽にできるのは軽い運動やお散歩などもお勧めです。

 

眼精疲労に注意する

スマホの長時間使用や仕事でのデスクワークのおかげで眼精疲労が起こりやすい環境になっています。眼精疲労を起こすと目の周辺の筋肉が緊張して交感神経を興奮させ自律神経の乱れの原因となります。

また眼精疲労で凝る筋肉は耳の周辺のことが多いためこの筋肉のコリが原因で耳鳴りやめまいを悪化させてしまう場合もあります。眼精疲労に注意し目をいたわりながら生活を送ってください。

 

逆流性食道炎と耳鳴り、めまいが起きている場合は自律神経症状が得意な鍼灸も選択肢

鍼の写真

逆流性食道炎が長引いたり逆流性食道炎によって様々な症状が起こっている場合は病院での治療を受けても治りにくい場合があります。

そんなときは自律神経症状が得意な鍼灸院にお任せください。

鍼灸治療では胃腸の緊張を緩めることで逆流性食道炎の症状緩和を目的とします。逆流性食道炎の症状を感じている場合みぞおちやお腹の上部がとても硬くなって胃が動きを取りにくい状態になっていることが多々あります。このお腹の硬さを取ると胃腸の緊張が緩み逆流性食道炎の症状が緩和していきます。また鍼治療のツボによっては自律神経を整える効果も期待できます。

乱れた自律神経を整えることで逆流性食道炎の症状や耳鳴りの症状が軽くなっていきます。

逆流性食道炎の鍼灸解説ページ-郡山空鍼灸院

参考

日本消化器学会 「消火器のひろば」逆流性食道炎

【関連ページ】

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逆流性食道炎鍼灸治療の症例ページ

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名前 渡部 青雲 郡山市の空鍼灸院 院長 国家資格 はり師・きゅう師 自律神経症状の改善に力を入れています。このブログでは自律神経の乱れによって起こる様々な症状の解説やセルフケア、実際の症例など紹介します。
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